遠くて、中心から遠く離れた、中心世界から隔離された場所。
「最小限主義の心理学」不定期連載第15回
■「辺境にある大きな都会」――東京
でも、よく考えてみると、この日本がそもそも、
この日本に降り立ったとき、「
東京がどんなに都会になっても、
感覚としては、自分がたとえばトルコとか、インドの先とか、
日本のどの田舎にいっても、辺境とまで思えない。
沖縄もどこまでも落ち着く場所だった。
でもトルコの人が日本に来たときのほうが、
そして、そのまま海岸の寒村に行けば、
極東。
結局私もあなたもいつも、世界から離れた果ての果てで、
そう思うと、それはそれでいいのかもしれない。
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